X-Factor2015を見て思ったこと。英語のこと、褒める文化のこと。
こんにちは、Masaです。私は今年42歳で、妻と2人の子どもがいます。
16年以上日本の企業に勤めていたのですが2012年に辞職し、
半年後に家族でオーストラリア西海岸の都市パースに移住してきました。
英語のこと
こちらに来て2年半経つのですが、恥ずかしながら英語はまだ十分に話せるとは
言えません。一応2年半も暮らしていますので店で必要なものを買ったり、
電話でレストランを予約したり、テイクアウェイメニューを注文したり、
不動産屋から物件を借りたり、学校の先生と娘の成績について話したりなど、
来た当初に比べるとかなり自分ひとりで対応できる部分は広がってきては
いるのですが、自分で「英語が話せるようになったな」と満足するところ
まではまだとても程遠い感じです。
英語のスキルアップについては個人差も大きいですし、年齢によるものも
大きいと思います。若い人の方が絶対に上達は速いと思います。
本気で短期間で英語力を付けたかったら日本人のいないシェアハウスなどに
住み、起きている時間は全て英語で話すような生活をすると、上達も非常に
速いと思います。
ただし、生活を共にする相手が大変ブロークンな英語を話したり、
ネイティブではなく、自分と同じように勉強中だったりすると、
自分の英語まで中途半端なブロークンになってしまうという危険性もあります。
本当に英語を使って仕事をすることを考えるのであれば、
語学学校に通ってきちんと勉強する機会も持った方がいいと思います。
私自身がなかなか上達しない理由は自分でも良く分かっているのです。
家では大抵日本語でしゃべってますし、仕事場でもほぼ日本語なのです。
オーストラリアに暮らしているのに、下手すると1日全く英語で話して
いないという日もあるくらいです。これでは上達しないですよね・・。
なるべく英語の本を読み、Podcastを聞くようにはしているのですけど、
それだけではコミュニケーションはなかなか上達できないんですよね。
The X Factorと褒める文化のこと
今日、The X Factor という音楽オーディション番組の2015年シーズンが
始まりました。
素人さんを集めてオーストラリア全土で歌の公開オーディションを行い、
4人いるジャッジが認めた数十人が勝ち残りを賭けて毎週新しい歌を
披露していくような番組で、オーストラリアでは2010年から毎年
放映されているようです。
このようなオーディションスタイルの番組は元はイギリスで始まり、
現在は世界各地で同じような番組が行われてます。
私はオーストラリアに来た2年前にはじめてこの番組を知り、
家族で楽しみにしています。
世の中には才能を持っていても埋もれている人もいっぱいいるんだと、
この番組を見ているとよくおもいます。
そして、この番組では歌が素晴らしいのであれば背格好、国籍など
一切関係なしに勝ち上がっていけるという実力主義なところが好きです。
もちろん番組で歌自体も素晴らしいですし、私はジャッジとミュージシャンの
会話がたいへん勉強になるなと思っています。
この番組のジャッジは本当に褒めるのがうまいんです。
いろいろな形容詞を駆使し、とにかく褒めます。
「The X Factorでこんな素晴らしいステージを見たのは初めてだ!」
と、一回の収録で2回以上言っちゃうような褒めっぷりです
日本だと、素晴らしい才能があってもカリキュラムから外れたことは
なかなか認めてもらえない風潮があるような気がします。
本当に自分が興味があって取り組んだことであっても、
「あいつは先生の気を引こうとしている」
とネガティブに捉えられたりすることもあります。
先生も先生で、特定の人ばかりを褒めると「贔屓になってしまう」
などの理由から、日常的にあまり褒めるという感じではありませんでした。
(娘の日本で通っていた小学校の先生はそんな感じでした。)
その点、オーストラリアでは他よりも秀でた素晴らしい特長を持っている
と、それを否定したりはせず、褒めて伸ばそうとするというのが
ベースになっているのではないかと思います。
もちろん、妬まれたりというのが全くないというわけではないと
思いますが、日本に比べるとずいぶん少ないんじゃないかと感じます。
冒頭でも書きましたが、私の2人の子どもがいます。
上の娘は絵が得意で、オーストラリアに来てすぐの頃、なかなか英語が
覚えられなかった時期にも絵を描いて友達とコミュニケーションをしたり、
学校で賞をもらったりもして、まさに「芸は身を助ける」という感じでした。
下の息子は工作が得意です。コピー紙、広告、新聞、ストロー、ダンボール箱
お菓子などの箱、輪ゴム、折り紙、モール、紙コップなどを切って貼って、
毎日いろんなものを作り出してます。
毎日何かを作って幼稚園に持っていくのが日課になっていて、
通学時に横断歩道を渡してくれるおじいさん、幼稚園の先生、クラスメート、
そのクラスメートのお父さんお母さんみんな、息子の作ったものを見て大変
褒めてくれます。それがまた息子の次の「作りたい!」の大きな原動力に
なっているんだろうなと思います。
子どもたちは、こちらでの学校生活を楽しんでいるようです。
それは親にとって何よりもうれしいことです。
特に「教育」という点においては西オーストラリアは良いそうなので、
子どもがいる方には移住先として薦めてもいいと思っています。
日本人移住者ブログとして・・
今はまだ日本に住んでいるけど、将来的には海外移住をって考えてる人って、
いま結構増えているのではないかと思っています。
私はオーストラリアに家族で移住して2年半ほどです。
やはり飛び出す時にはものすごく不安だったし、勇気が要りました。
でもいったん飛び出してしまうと、なんとかなる部分も結構有りますし、
特に海外では「努力」とよる部分がかなり大きいのではないかと思います。
私も飛び出すこと考えていた時、海外へ出ることを決めた時、
多くの海外生活をしている人のブログを読んで、勉強しました。
今度は私がそういうことを考えている人に向けて、飛び出した後のこと、
いまどういうことを考えているのか、どんな風に過ごしているのか、
ということを伝えていけたらいいなーと思っています。
なかなか更新のペースは遅いのですが・・。