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ピニャータって知っていますか? ニャータってところがスペイン・ポルトガル語風で、なんとなく食べ物っぽい感じもしますが、食べ物ではないんです。

pinata

これがピニャータです。どういう風に使うか、想像つきますか?

・・なかなか難しいですよね?

これは、誕生日パーティーなんかの時に使われる物なんです。

ピニャータとは

ずいぶん前になりますが、息子がクラスメートの誕生パーティーに招かれたことがありました。パーティー会場はホワイトマンパークという広い公園で、公園の中に設置されているパーティー用のブースみたいなところでした(有料)。用意されているのは屋根つきスペースに椅子とテーブルと、もちろんBBQセット。 
その誕生日の男の子の祖父祖母含む家族たくさんと、私たちを含めてクラスメートが2家族ほどが招かれた感じでした。

Picnic Shelters | Whiteman Park

こんな雰囲気のところ。場所のレンタルは1日$55~$95くらいです。

パーティー自体はとくにセレモニー的な感じではない感じです。ぼちぼち人が集まって、子どもたちは公園の中を走り回り、カップケーキを食べたり、ソーセージシズル(いわゆるホットドック)を食べたり。終始和やかな感じでした。私たちはパースに来てまだ日が浅かったので、なかなかコミュニケーションに苦労した覚えがあります。クラスメートのお母さんがスパイーダーマンデザインの誕生日ケーキを作ってきて、それを食べるときにみんなでハッピーバースデーを歌ったくらいかな?

という感じで誕生日パーティーも終盤に差し掛かった頃、
よく分からないイベントコーナーがありました。

突然このピニャータが出てきて、それをお父さんが木につるしたんです。子どもたちはその箱を見ただけで、大騒ぎ。そしてつるし終わると子どもたちはかわるがわる棒でその箱を叩き始めました!

突然和やかな雰囲気がワイルドな感じになりましたが、ご家族も「ほれ頑張れ!」みたいな感じで応援しています。叩かれ続けた箱はしばらくすると割れ、中からキャンディやチョコレートの小袋が飛び出してきて、子どもたちがいっせいにそれを全部拾うと、おしまい。という感じです。

これがピニャータの使い方です。元はメキシコや中南米で誕生日のイベントでやられているようで、オリジナルは、日本のスイカ割りのように目隠しをして叩くそうなのですが、(少なくともワタシがみた光景では)目隠しせず、遠慮せず、バカスカ叩くのがオーストラリア流みたいです。(まだ子どもが幼稚園児だったからかもしれませんが)

まとめ

私もこれまでそれほど多くの誕生パーティーに招かれたことが無いので、このピニャータがオーストラリアではどのくらいメジャーなのか正確なところはわかりませんが、スーパーにこのようにコーナーが設けられて、色々なタイプのものが売られているところをみると、意外とよく誕生日パーティーでは使われているのかもしれません。子どもの誕生日パーティーに招かれたら、ピニャータが出てくるか、