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概要

今日もインドの方のスピーチです。私はTEDのRSSを見て、面白そうだと思ったタイトルを選んでいるので、実際に動画が開くまではどのような方がどういう話をするのかというのは全く分からないのです。(そこも面白い)

このAshweetha Shettyさんはインドの田舎の方の出身で、彼女の母親は学校に行ったこともなく、読み書きもできませんでした。巻煙草を作ることを仕事にしていて、給料の受け取りには拇印を押していました。実際のところ、「貧乏・田舎・女子」という生まれでは、自分に選択する権利がないのが実情のようです。

しかし、彼女はヘレンケラーの伝記を読み、もっと勉強したいという気持ちを強く持っていました。母親に文字を教え、彼女が自分の名前を書けるようになった時、とても貴重な経験をしたと感じました。そして、家族を説得し、奨学金付きのフェローシッププログラムに参加することになりました。この時に選ばれたのは97名で、地方の出身は彼女だけでした。

プログラムが終わるころには彼女は自分で自分の人生が選べるようになっていました。村に戻り、Bodhi Tree Foundationという財団を作り、若者に教育や、スキルをつける機会を与えられる場を作りました。

何人もの若者が彼女のガイドにより大学に学びに行くことができるようになりました。それでもまだこれはごく一部で、そう簡単に状況が変わるものではありません。しかし教育を受けることが仕事につながるということを示すため、家族やコミュニティの中で彼女は働いていて、州から表彰されるまでになりました。

感想

日本でもやはり地方出身だと、なかなか都心の大学に行くのはハードルが高いという話がありますが、インドも同じように地方出身で女性であると本当に限られた選択肢しか選べないというのが実情のようです。

おそらく、彼女もハイスクール卒業後は、だれかと結婚して、自分の母親のような人生を歩むことくらいしか選択の余地がなかったんだと思いますが、スカラーシップを手に入れ、教育を受けることで全く別な人生を歩くことに成功したわけです。

そしてAshweethaさんは村に戻って自分のような教育を十分に受けられない子どもたちの受け皿を作ったわけです。この行動力は本当にすごいと思いました。まだ全体から見ればごく一部かもしれませんが、インドでもこのような動きが広がっていくとよいですね。

英語

インドのアクセントはかなり強いですが、自分はずいぶん慣れてきたので結構わかりました。

単語

liability 負債
burden 重荷
indomitable 不屈の
scholarship 奨学金

English:
I was impressed by the word she said at last.
“Where do you feel useful to the world?”
“The answer to that question is where you will find your voice and your freedom.”
I am going to ask myself this question from time to time and I hope I can find out the answer someday.

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