ダンスボローでザトウクジラと出会う(1)
こんにちは、masaです。
ちょっと空いてしまいましたが、旅行記の続きです。
国立公園キャンプ場紹介:
西オーストラリアの国立公園キャンプ場を利用するには
国立公園キャンプ場利用法:
国立公園キャンプ場の利用方法を知っていますか?
Conto Springs訪問:
Conto キャンプ場の海岸が、なぜConto Spring なのか?
国立公園キャンプ場の話:
国立公園キャンプ場での夜は満天の星
今回の旅行は土日2日間だけだったのですが、
目玉は2日目のホエールウォッチングでした。
実は、出発したときには全然予定にはなかったのです。
朝、家を出てマーガレットリバーについたのが
だいたいお昼くらいでした。
情報収集をしようと、マーガレットリバーの
インフォメーションセンターを訪れたところ
表に張り出されていたホエールウォッチングのポスターを見て、
息子が「I wanna see humpback whale」と言い出しました。
息子はOctnautsという海が舞台のアニメでHumpback whale(ザトウクジラ)を
知って以来、その巨大さが彼の心をつかんだらしく、Humpback whale大好きで、
好きな動物が何かと聞くと、Humpback whaleと答えるくらいでした。
そこまで好きなら、いずれは本物を見せてあげたいとは思っていました。
この時期、クジラは南氷洋から赤道の付近に向けて移動するシーズンで、
西オーストラリアの沖を通っていくので、この時期は観光の目玉です。
一応値段を確認すると、ホエールウォッチングの価格は
家族4人で $250。決して安い金額ではないです。
ツアーは2時間くらい、船でクジラを探して回るらしい。
「おそらく、明日のツアーはもう埋まっているだろう」と、
念のためインフォメーションのスタッフに確認すると、
「まだ半分くらい空いてます」
との答え。
ここ1週間ほどのクジラの出現状況が
カウンターデスクに張り出されていました。
ここ1週間は毎日、クジラが出現しているらしい。
しばし悩みましたが、もう息子の方は行く気マンマンに
なっている・・。
せっかく西オーストラリアにいるんだし、
一度くらいは行ってみようか、ということで申し込むことにしました。
選んだツアーは、マーガレットリバーの北、
ダンスボローからの2時間コースです。
naturaliste charters
http://whales-australia.com.au/
船は10時に出る、ということでした。
距離的には、50kmくらいなので、1時間もあればつくかと、
思っていたのですが、これが後々大変なことになりました。
翌 日曜日の朝
10時からのツアー参加で、バウチャーには9時40分集合、
と書いてありました。1時間前に出るとして8時40分。
朝起きたのは7時くらいでした。
この日はさすがに子どもたちもすぐに目覚め、
簡単にパンとスープで朝食を済ませました。
その後、テントをたたみ、荷物の積み込みを行い、
ダンスボローに向かいました。
いつも出発時間が遅くなりがちな我々にしては珍しく、
8時40分ぴったりに車を出すことが出来ました。
しかし、なかなか予定通りには行かないもので、
「ガソリンの残量が微妙」
ということに気がつきました。
オーストラリアでは給油ミスは命取りです。
ガソリン残量と距離を計算すると、ちょっと心配です。
ダンスボローまではokでも、そこで給油できないと、
次のガソリンスタンドまで持たないかも・・
そんな心配が頭をよぎりました。
以前も書きましたが、私は一度給油のタイミングをミスって、
3泊の予定を4泊にしてしまったことがあるので、
やはり一度ガソリンを入れてから向かうことにしました。
都合の悪いことに、キャンプサイトContoでは携帯の電波が
全く入らず、キャンプサイトから、港までの時間も地図から
ざっくり計算しただけの状態でした。
とにかく給油のため手近なガソリンスタンドに向かいます。
「何分くらいは待ってくれるだろう?」
「間に合わなかった場合のリファンドはどうなるんだろう?」
「$250 の払い損はキツいし、息子も泣くだろうな・・」
「一度電話しておいた方がいいだろうか?」
いろんなことが頭の中をぐるぐる回っていましたが、
とにかく向かうしかありません。
ガソリンスタンドを出る前にダンスボローまでの時間を
調べると、10時ジャストくらいと出ました。
「間に合うのか・・??」
悩んでもどうしようもないので、
制限速度ギリギリで、ひたすら北を目指しました。
Caves Roadは、こんな感じの道がひたすら続きます。
時々左右にワイナリーが現れます。
ダンスボローまでの道のりは意外と長く、
テレテレ走る4WD車に引っかかったりして
かなりイライラしました。
結局ダンスボローの海岸に着いたのは、9時57分くらいでした。
砂浜には既にツアーに参加と思しき30人ほどの人が集まっていました。
ツアーの船は浜から30mほど沖に停泊していて、
砂浜からは、小型のモーターボートでのピストン輸送する感じでした。
早く海岸に行かなくては!
でもトイレにも行っておかなくては!
家族みんなでバタバタ駐車場に隣接していたトイレへ行き、
トイレから海岸へと走りました。
私たちが海岸に着くと、ちょうど最後の参加者が
モーターボートに乗り込むところでした。
私たちは、簡単に名前を確認され、無事モーターボートに
乗り込むことが出来ました。
とにかく、間に合ったことでホッとしました。
私たちが乗り込んだ後、船がすぐ出るかと思いきや、
まだ集合できてない客がいるということで、しばらく
船で待たされました。
船にはトイレもちゃんとついていて、
「あんなに急ぐことなかったね・・」
とみんなで笑いました。
私はとにかく、とにかく、無事にツアーに参加できてほっとしました。
まとめ 給油計画はしっかりと
オーストラリアはガソリンスタンドの間隔が日本よりもだいぶ
離れています。24時間開いているスタンドもありますが、
夜は閉店、というところも多いです。私も身に染みてわかってはいるのですが、
それでもこういうミスをやらかします。
オーストラリアを車で旅行する場合は、ぜひ給油計画をきちんと立てて、
出かけるようにしましょう。自戒もこめて。
・・次回に続きます。