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こんにちは、masaです。

最近あまり見ないのですが、少し前まで英語についてネットで調べたりしていると「〇日で英語が話せるようになる」とか「聞き流すだけで英語が話せるようになる」というようなバナー広告が出てきたりしていました。(まだ出てます?)

私はオーストラリアで暮らしていて、日常的に英語を使う機会もあるわけなのですが、そういう広告の「英語が話せる」って、いったいどのくらいのレベルなんだろう?と思ったりします。

今日はそのことについて書いてみたいと思います。

40歳でパースに来て5年

私は40歳で家族とともにパースにやってきました。それまではずっと日本で暮らしていて、特に英語を使うような仕事をしているわけでもありませんでした。日本に住んでいた間、私が英語で話した機会はたぶん数回程度しかなかったと思います。千葉に住んでいた頃にバングラデシュから来た男性に津田沼での乗り換えを尋ねられたことがあるくらいです。

そんな程度の英会話力でいきなりオーストラリアにやってきたわけです。
最初の頃は、挨拶を交わす、買い物をする、その程度でもなかなかスムーズにいきませんでした。

そもそも「経験が足りない」ので、なんて言っていいのかわからないですし、
何か言おうとしても単語が「すぐには出てこない」ですし、
頭の中で文を組み立ててると「主語はなににすべきか」で迷ったり、
「どの時制を使うべきなのか」つい考えてしまったり、

まぁそれ以前に「聞き取れない」というのが一番大きいんですけどね。
ホント、何言ってるかわからないんですよ。

日本語なら相手と何の問題もなくコミュニケーションできるのに、”英語で”となるとまるで自分が子どもにでもなったようにコミュニケーションが取れなくなってしまうことに何度も歯がゆい思いをしたものです。

それでも学校に行って少しは会話にも慣れましたし、英語環境で暮らしているので学校の先生や同級生の親、ご近所さんなどと話す機会はあります。英語で話すことにも少しずつは慣れてきています。5年たった今では日常生活ではほぼ支障なく英語でのコミュニケーションができています。

例えば・・

・子どもの学校の先生と、子どもの成績について話ができます。
・公園で出会った子どものお父さんと世間話もできます。
・電話でレストランを予約したり、テイクアウェイ用の注文をしたりも問題なくできます。
・英語しか通じないお客様のところに行き、パソコンのトラブルを解決できます。
・英語でWebアプリケーションの使い方を説明することが出来ます。
・不動産屋から家を借りたり、車を買うこともできます。

こんな感じです。

おそらくオーストラリアに出発する前の自分がこれを知ったらさぞかし安心するでしょうね。英語が大丈夫かが大きな心配事だったので。(でも実際知ってしまったら返って努力しなくなってダメになっていたかもしれませんけど・・)

私は第二次ベビーブームのど真ん中に産まれたので、他の世代に比べて人数が大変多く、受験も就職も非常に厳しい世代でした。そんな中だったので、それなりに受験用に英語も勉強してきました。

なのでオーストラリアに来て、いざ英語を話さなければいけなくなった時も、私の頭の中の引き出しの奥には多少は学んだ英語が残っていて、語彙とか文法とかについてはその時の知識が今になって役に立った部分もあったと思います。それでも、「英語を話すこと」についてはこっちに来てから大変苦労しました。日本の英語教育では会話ってほとんど学習しないんですよね。

日本では、
“Thank you”
って言われたら
“You’re welcome”
って、返すように習いますよね?
でもオーストラリアでは
“No worries”
なんですよ!

あと、相手に
“Sorry”
って言われたとき、なんて返していいか、パッとわかりますか・・?

そういう日本で習った American English と Aussie English とのギャップに最初は多少混乱しました。

英語が話せることについての自己評価

このようにできることを挙げてみると結構英語が話せるように感じますが、「英語をどれだけ話せるか」を自己評価してみた場合、自分で期待していた程には成長できていない、という風に思っています。

そう思ってしまう原因としては、

・発音がイマイチ(息子がネイティブレベルで発音するためどうしても比較してしまう)

・語彙が足りない(子ども向けの本を読んでいてもまだ知らない単語がいっぱい)

・会話が足りない(なんだかんだ、家族や同僚と日本語で話す機会が多い)

・まだ込み入った話などはうまくコミュニケートできないことがある。

もちろん、最初オーストラリアに来た時に比べればずいぶん成長したと思いますが、それでもまだ自分は英語が武器になる、どんな人とも余裕で会話できるまではたどり着いていません。せっかくオーストラリアにいるんですからやはり自分で自信を持って「英語が出来る」と言えるくらいにもっと英語力を上げたいと思い、最近またいろいろなやり方で努力をはじめています。

私なりの英語勉強法

いま私が行っている勉強法をいくつか紹介しようと思います。

1.本を読む

基本ですが、やはり文章を理解する力というのは絶対に必要です。
本を読み、単語を調べる、というのは少しずつでも欠かさないようにしています。
文章を読む力をつけ、スピードを上げるには訓練が必要だと思います。

ちなみにいま読んでいるの、ROALD DAHL という作家の The Wiches という本です。
(小学校高学年くらい向け)以前は図書館に行ってあれもこれもと色々な本を借りまくったのえすが、複数の本を並行して読むとどうしても読み切れないことが多いので、1冊に絞るようにしています。個人的には難しい本よりある程度スラスラ読めるくらいの簡単なものをオススメしたいです。

2.Ankiで語彙、文法の勉強

Ankiというアプリがあります。これを使って、語彙を増やすトレーニングと
文法のおさらいをしています。よく英語の学習アプリで選択肢から選ぶタイプの学習方法のがありますが、私は面倒でも自分で答えをタイピングするタイプの方がよいと思います。やはり単語のスペリングって、繰り返し学習して身につけるものだと思いますし、結構英語ってトリッキーなスペリングもありますので。

Anki – powerful, intelligent flashcards

3.発音はELSAで。

私は発音の練習にはELSAというアプリを使っています。日本人の英語って独特の癖のようなものがありますよね。日本語では1音で、英語では複数の音があるようなLとR、SとSHなどがきちんと発音し分けられてないので、なんかのっぺりした感じになってしまうように感じます。こちらのソフトはAIが正しい発音を判定してくれるというものです。たまに何度やっても合格にならずにイライラします(笑)
問題は判定が American English なんですよね。r の発音が実はBeitish Englishと大きく異なるのですよ。

Learn to speak English fluently like an American | ELSA Speak

4、会話

日常的には息子との会話はとてもいい練習になります。彼はまだ8歳ですが英語が第一言語なので、ほぼネイティブの発音、速さで話すことができます。彼と会話していると、会話に必要な瞬発力と、発音のよい練習になります(間違った発音は注意してくれる)。

彼は宇宙や自然など、いろんなことに興味があって、それにまつわることを私にいろいろ質問してきます。私も日本語でならきちんと説明できることでも、英語でとなると語彙や、表現力の貧困さゆえに満足な説明が出来ないこともよくあります。説明にしどろもどろになってると「何を言っているのか全然わからないよ」とストレートに言われたりして、よく凹んでます。

5、YouTube

TEDや、ミュージシャンへのインタビュー、ドラマなど、自分の好きなジャンルで英語のビデオを繰り返し見るのをお勧めします。(自動の字幕は間違いが多いのでご注意を)

ただ、YouTubeは誘惑が多いので、それに負けないように!

まとめ

「英語が話せる」という言葉はどのレベルまでなのか、私の「話せる」レベルは、あの広告の「英語が話せるようになる」レベルとどのくらい差があるのか、正確なところはわからないのですが、結局自分の中の基準によるところが大きいと思います。私のように生活に支障がないくらい話せるようになればそれで「英語が話せる」とも言えると思います。でも私にとって「英語が話せる」はやはり「自分が日本語でコミュニケーションできるのと同レベルで英語が話せるようになる」のを目指したいので、まだまだゴールははるか先というイメージです。

ちなみに、あくまで私のイメージですが、英語の学習ってこういう曲線を描くような気がします。

手書きですいません。なんかこういう形のグラフがあったような気がすると思い調べてみたらロジスティクス曲線というのに近いみたいですが、とくに意味はありません。最初の頃は語彙やら文法やら覚えることが多いし、それが頭の中でつながってくるまではなかなか上達しなくて、時間をかけてもなかなか成果が出にくい時期です。

ある程度行くと覚えたことが頭の中でつながってくるのでググっと伸びる時期があって、またある程度行くとまた伸び悩む、みたいな感じで進んでいくような気がします。

最初すこし我慢して学習を続けると、ググっと伸びる時期にたどり着きます。この時期はやっていても楽しいのですが、ある程度できてからさらにそれより上というのは、努力してもなかなか目に見える成果が出づらいような気がします。それでも英語力が下がっていかないようじりじりと努力を続けなければ、と思っています。

語学の学習は終わりがありません。私なんかは40歳を過ぎてから英語を始めたので、なかなか吸収しませんし、ネイティブのように話すことは一生難しいかもしれません。それでも、自分が理想とするところを目指して、引き続き頑張っていこうと思います。

 

途中に書いた、相手に
“Sorry”
って言われた時になんて返したらいいか、ですが、
本当に問題ない場合(ちょっと相手がよそ見しててぶつかったとか)なら、

No worries.
It’s all right.
No problem.

などを適当に返します。Thank you にも Sorry にも使える”No worries.” すごいですね!
オーストラリアに来る時には是非 “No worries.” 使ってください!