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概要

近年宇宙開発が盛んになり、地球のはるか上空にはたくさんの人工衛星が回っています。例えばGPSは自分の地球上の現在地を知ることが出来ます。これはGPS用の人工衛星からの信号を受け取ることにより、その信号の発信位置から自分の位置を割り出しているそうです。また天気予報に必要な雲の動きなどについても人工衛星からの情報が頼りになっています。

アメリカの国防省は現在22000もの地球上に回る物体をモニタしているそうです。一番小さいものはソフトボールほどの大きさで、動作しているものはそのうち1400ほどしかないそうです。残りの20000以上のものはゴミです。これらのゴミは人工衛星のように地球の周りを回っています。

このような物体は時速30000km程度というたいへん高速で移動しているので、例えコイン大のものであっても人工衛星などに衝突すると多大なダメージを与えるそうです。

こういった宇宙上の人工物についての責任を問題はずっと放置されています。アメリカの開拓時代のようです。ロケットの技術開発が進み、以前に比べればとても安価でロケットが利用できるようになったため、多くの国や会社が宇宙に人工衛星を送りだしています。

しかし、人工衛星が増えデブリが増えることの責任問題はどこにあるのでしょうか?会社や国が自分で定めた基準などは役に立ちません。

まずはこの問題を多くの方が知ることが必要だと感じています。

感想

宇宙デブリが加速度的に増えていく現象は「ケスラーシンドローム」と呼ばれずいぶん古くから言われておりました。古くなって制御不能になった人工衛星同士が衝突し、固まりから、細かい大量のデブリに分解され、その細かいデブリがまたほかのデブリと衝突し・・と地球の上空がデブリで覆われ、いずれはロケットの打ち上げすらできなくなる可能性がある、という話も聞いたことがあります。

ネットで調べてみると、デブリ回収に向けての活動も行われているようですが、まだまだ研究段階という感じなので、デブリが加速度的に増え始めるのが先か、技術が確立されるのが先か、という感じでしょうか。

「宇宙軌道上のデブリ問題」というと、なかなか身近に感じられることではないと思いますが、宇宙開発には大変深刻な問題です。人工衛星からの情報というのは、当たり前のように生活の中に入り込んでいる部分もあり、いざデブリ問題が深刻になり人工衛星のデータが使えなくなってしまうと大変生活に支障が出るかもしれません。

英語

アメリカンな感じですね。

単語

impending いまにも起こりそうな、切迫した
doom 運命、破滅
regulation 取り締まり、規制
orbit 〈天体・人工衛星などが〉〈…の〉周りを軌道に乗って回る.軌道
debris (破壊物の)破片

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