MacでMIDI打ち込みをして、Synthesiaで再生するには
今日から子どもたちはTerm3(3学期)が始まった。2週間ほどのホリデーが終わり、また毎日学校へ行く日々が始まる。
幸いウチの子どもたちは両方とも学校が好きで、2週間ぶりでも特に嫌がるでもなく元気に通っている。
オーストラリアの学校は2月から12月で1年の区切りになっていて、4つのTerm(学期)に分かれている。Term3は、今年の後半戦の開始というところだ。今回のスクールホリデーは天気があまり良くなかったし、妻が体調を崩していたこともあってほとんど外出も出来なかったけど、子どもたちは自宅で好き放題楽しそうにやっていた。
この2週間ほどのスクールホリデーの間に、娘はMIDIという新しい趣味が出来たようだ。きっかけは好きなミュージシャンのPVなどをYouTubeで見ていたときに、Synthesiaというピアノ練習用MIDI再生ソフト(?) でアレンジされたピアノ演奏に興味を持ち、それを「やってみたい」と言われたので、私のほうでセットアップを手伝った。
Synthesiaのセットアップ
まず Synthesia というソフトのセットアップを行った。なんとなく「太鼓の達人」のピアノ版みたいなイメージみたい。MIDIキーボードとつないで、正確に弾く練習なんかも出来るらしい。いろいろ調べてみると、「自由に曲の追加する機能」が最近のアップデートで有料版でしか出来ないようになってしまったようだった。それでは娘の希望は果たせないので、一つ前のバージョンをダウンロードしてインストールした。一応、一つ前のバージョンをダウンロードした時に参考にしたリンクはこちら。いつまで使えるかは分からないけど。
synthesiaとは (シンセシアとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
このソフトは付属のMIDIデータの再生機能しかないので、打ち込みを行うには別なソフトが必要だと言うことがわかった。
Aria Maestosa のセットアップ
打ち込み用に選んだソフトは Aria Maestosa というソフト。オープンソースで評価も高いようだ。ただ、現在ではオフィシャルサイトがつながらない状態みたい。ひとまず娘のMacに、Aria Maestosa のインストールを行い、 打ち込みが出来て、再生、保存できることを確認して、娘にざっとやり方を教えてみた。
5線譜の読み方を知らない娘
譜面からこうやって打ち込んでいくんだよ、とやり方を教えてみたのだが、娘はぽかんとした顔。なんと、5線譜の読み方をほとんど知らなかった。そこで最初に、一つ一つのおたまじゃくしの読み方、拍の取り方など、基本的な楽譜の読み方も一通り教えることにした。拍子と4分音符、8部音符の関係。臨時記号、繰り返し記号、などなど。
娘は興味があることにはとことん集中して作業ができるという特技がある。(逆に興味がないことをやらせるのは本当に大変なのだけど)この基本的な楽譜の読み方を教えた1日後には、1曲の打ち込みを完成させていた。聞いたら、ほぼ丸一日ずっとやっていたらしい。
最初にセットアップしたときには Aria Maestosa で保存するファイルは独自形式なので、Synthesia で読み込むことは出来ないということだったのだが、改めていろいろと調べてみたところ、打ち込みデータをMIDI形式でエクスポートすることが出来るようになっていたので、これを使ったところ、娘が打ち込んだ曲をSynthesiaで再生することも出来た。
娘は1曲2曲作って満足してしまうかと思ったんだけど、さらに音楽について興味が出てきたようで、今日はネットで譜面が見つからない曲を打ち込みで作るにはどうしたらよいのか、ということを聞かれた。私は趣味でギターを弾き、昔は耳コピなどもよくやっていたので、そのことついて話したり、コード、ベース音などを理解すると譜面作りもしやすくなるといったことなど、いろんなことを教えるいいきっかけになった。
私はギター、ベースがある程度弾けるし、妻はピアノを弾ける。夫婦で音楽ユニットもやっているのだが、娘はこれまであまり楽器には興味を示してこなかった。
これをきっかけに音楽の楽しさに気づいてくれたりすると嬉しいのだけれど。
Chiekovsky | Free Listening on SoundCloud
↑これは夫婦でやっている音楽ユニットの曲です。良かったら聞いてみてください。