日本とオーストラリアの道路事情の比較をしてみた
こんにちは、masaです。
日本とオーストラリアの道路事情について、比較してみました。
オーストラリア旅行中に自分でレンタカーなどを運転して走ってみよう
という方はぜひ参考にしてみてください。
通行帯について
日本の道路は左側通行です。そして、欧米では右側通行が
ほとんどです。そして、ここオーストラリアはどうかというと、
なんと欧米とは違い、左側通行なのです。
この地図によると、左側通行を採用している代表的な国は
イギリスと、旧イギリス領、イギリス連邦加盟国(オーストラリア、
ニュージーランド、インド、マレーシア、シンガポールなど)
それ以外で、日本、タイ、インドネシアなどがあるそうです。
人口比としては右側通行:左側通行=66:34だそうで、世界的に見ると
右側通行が主流だそうです。
オーストラリアはもとイギリスの植民地で、現在はイギリス連邦
加盟国なので、その影響でイギリスと同じ、左側通行を採用して
いるんですね。
私が初めてオーストラリアで運転したとき、左側通行である
ということはとってはとてもありがたかったです。
おそらく多くの日本人の方はオーストラリアの道を車で走っても
「走りやすい」と思うと思います。
通行帯が同じというのは大きいです。
信号代わりのランドアバウト
日本ではなかなか普及しないランドアバウト。
日本ではそこらじゅうの交差点に信号がついていますが、
オーストラリアでは、ランドアバウトが設置されている
交差点が多いです。
こちらが、ランドアバウト(Roundabout)です。
丸の中は時計回り方向の一方通行で、自分の右側に
車が来てなければ行っていい、という感じです。
右折したくても、いったんぐるっと回って曲がります。
これのよいところは、3点あります。
(1)無駄な待ち時間がないところ
自分の右側に車が来てなければ行っていいので、
車が来てなければいつでも青信号です。
交通量が多いと、なかなか進めない場合もありますが、
それほど長く待つということはありません。
(2)ルールが簡単。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、
ルールが簡単なので、誰でもすぐに理解できます。
(3)お金がかからない。
日本で信号を設置するだけで数百万のお金がかかり、
継続的に電気も必要ですし、メンテナンス費用もかかります。
ランドアバウトなら、ただの道路なので、維持管理コストが
圧倒的に少ないです。
デメリットはほとんどないですが、強いて言えば、
「多少交差点を広く作る必要がある」くらいでしょうか?
日本で流行らないのは信号に大きな利権があるからかな?
ここで
そういえば、千葉のみどり台駅前のロータリーは
ほとんどランドアバウトみたいだったな・・
と分からない人には全く意味不明なことを思いついたのですが、
日刊ニュージーライフさんが私の疑問に対して
完全な回答を1年以上も前に掲載していました!
ロータリーとラウンドアバウトの違い | 日刊ニュージーライフ
一応、ロータリー交差点は、ランドアバウトとは違って、
入ってくる人が優先、というおかしなルールなんですね。
左折は待たずにGIVE WAY
オーストラリアにももちろん信号があります。
ありますが、左折レーンに GIVE WAY という表示が
出ていることがあります。
この場合、「信号が赤でも危険がなければ行っていい」
ということになっています。
例えばこの交差点、下から左に抜ける道を行く場合ですが、
拡大すると、このようにGIVE WAYの看板が出ているので、
まっすぐ進む信号が赤でも、左折は可能になります。
赤矢印は、行ってはいけない
信号も日本と同じ赤、黄、青ですが、日本のように横並びの信号は
おそらくありません。全て縦並びです。(たぶん。見た覚えがない。)
日本でも右折用などに青の矢印信号はよくみかけますが、
ここオーストラリアでも同じルールです。
ちょっと特殊なのが、青だけでなく、黄色や赤い矢印が
出る場合があります。
青信号で、赤い矢印が出ている場合があります。
この場合、青だけど、赤い矢印が出ている方向へは
進んではいけない、ということを示します。
例えばこの信号が出ている状態では、まっすぐと左折はokですが、
右折は進行禁止です。
まとめ
全体的にオーストラリアの道は日本のドライバーにとって走りやすいと思います。
ルールもほぼ同じですし、少し郊外に出れば、信号すらない道が続きます。
ただ、前の記事、オーストラリアの高速道路事情にも書きましたが、
警察が結構マメに回っていますし、90kmのところ、7kmオーバーでも
写真撮られて罰金の請求が来ますので、スピード違反には注意したほうがいいです。
日本では、制限速度で走っていると返って危ないような気もしますが、
オーストラリアではぜひ制限速度以下での走行を。