オーストラリアの不動産選びはどんな感じ?家を見に行った話
こんにちは、masaです。
私たち家族は、オーストラリア・パースに来て2年半になりますが、
また現在引越しを検討しています。(すでに3軒目なのですが)
引越しの理由については・・ちょっと今の家が古くて使いづらい。
というのが一番大きいですかね。庭が広くてよいのですけど。
今日はオーストラリアの賃貸不動産探しについて書いてみようかと思います。
ステップとしては、
1.不動産選び
2.内覧
3.アプリケーション提出
4.契約
という感じです。
書いてみて、オーストラリアでも日本でも物件探しはあまり差がないような
気がしてきました。
気にせず続けます。
1.不動産選び
私が不動産を探すときは、
Rental Properties, Homes for Rent and Apartments to Lease – realestate.com.au
http://www.realestate.com.au/rent
を非常によく利用しています。
こちらのサイトには各不動産屋が管理している物件が、
かなりの頻度でリストアップされているので、
こちらのサイトで、物件の場所、値段、など希望の条件を入力し、
物件を検索します。
Show Detailをクリックすると、その物件の詳細情報
部屋の数、バスルームの数、駐車場の数、その他台所の設備とか、
ペットの可不可などが確認できます。
学校までの距離なんかも出ていますね。
物件にもよりますが、すごーく写真で見るときれいなんだけど、
実際に行ってみると薄暗くて狭いとかありますので、大きく
期待をしないようにしましょう。
物件の紹介文もポジティブな形容詞を駆使しておりますが、
実際にはイマイチ、ってことも多いです(笑)
Massive open plan living area
Massive:巨大な
3 generous size bedrooms
generous:たっぷりした
FABULOUS DUPLEX
FABULOUS:すばらしい
興味がある物件があったら、ページについているコンタクトフォームに
連絡先を記入して、
「Inspect the property」(物件の内覧希望)
にチェックして、Submitします。
2.内覧
しばらくすると(だいたいのところは当日か2日以内)担当者から電話が
かかってきますので、内覧の日時について相談しましょう。
内覧は土日を指定しても調整してくれることが多いです。
スケジュールが決まったら、内覧前に一度
実際に訪れて物件の場所を確認しておく
とよいと思います。
最近はGoogleMapsも精度があがっているので、迷うことはあまり
ないかと思いますが、たまに入り口が分かりづらい場所にある
物件もあります。さらに
チェックするポイントをあらかじめリストアップしておく
と、見落としがなくてよいです。
事前にどのポイントを重点的にチェックするかをあらかじめ
リストアップしておくと良いです。
・ガス台
・オーブン
・部屋のレイアウト
・バスルーム
・駐車場の入れやすさ
・日のあたり方
など、物件を選ぶときのポイントは人それぞれですので、
チェックポイントを作っておくと良いと思います。
そして内覧時には、リストアップしたポイントをチェックして、
ここで新しいく生活することをイメージしてみます。
実際に物をどこに置くか考えてみたり、生活の導線を考えてみたりします。
そうすると
「ダイニングテーブルを置いたらソファーの置き場がない」
とか、
「ベッドルームが通りに面してて着替えのときがイヤだ」
とか、
「ここの段差は、息子が走ってきて転落しそう」
とか、気になる部分が出てくると思います。
もちろん、こだわるところ、妥協するところ、金額をどこまで出せるか、
それぞれの落としどころも大切です。
3.アプリケーション提出
アプリケーションとは、不動産屋に提出する入居応募用紙みたいなもので、
このような感じで、数枚つづりになっています。
これに、住所、氏名、年齢、家族情報、勤務先など書いて提出します。
物件を内覧したときに、入居希望を出す可能性があるのなら、
内覧の担当者に言えば、提出用の紙を渡してもらえると思います。
場合に寄っては「Webからダウンロードして」といわれる場合もあります。
アプリケーションについては、不動産屋に直接提出する必要があります。
記入内容に不備がないか、その場でチェックしてもらえますし、
アプリケーション提出するときに$50ほどの手付金が必要になる
(審査に通らなかった場合は返ってくる)場合も有ります。
4.契約
アプリケーションを提出すると貸し手側による審査があります。
「この人に貸していいか」ということを審査されるわけです。
場合に寄っては、前回住んでいた物件のプロパティマネージャーに
連絡が行き、きれいに物件を使える人かどうかの確認が
行くこともあるそうです。
「物件を汚く使う人」というブラックリストに載ってしまうと、
どこの家も借りれなくなってしまうような気がするのですが、
そういう場合はどうするんですかね?
審査もだいたい1日~3日で終わります。
この家に入ったときには、朝提出して、午後にはOKの電話が
掛かってきました。こんな風に早い場合もあります。
その後、不動産屋にて、実際の契約手続きを行い、
契約に関してはいつからで、いつから家賃が発生するのか、
ということをお互いに確認します。
鍵については契約の日に引渡しとなります。
鍵は必ず全て返さなければいけないので、
キチンと保管しておきましょう。
不動産屋側で、コピー機の上に鍵を全て並べて
プリントしたものが用意してあり、返却時にはそれを見て、
一つ一つ確認されます。
また、契約するときに、その家を出るときの条件などについても
よく確認しておきましょう。
出るとしたらどのくらい前に連絡する必要があるのか、
契約期間前に出る場合には、その後すぐに人が入らなかった場合、
満了までの家賃を負担しなければいけない場合もあるので、
注意しましょう。
契約時には、Identification(身分証明)を求められます。
パスポート、運転免許証だけでなく、電話やガスの領収書、
収入を証明するための支払い証明なども求められる場合がありますので、
どのような証明書類が必要か、あらかじめ確認しておきましょう。
まとめ
実際に不動産を借りるプロセスはこんな感じになっています。
オーストラリアは日本に比べて家賃が高いですが、その分、
日本ではありえない余裕をもった敷地面積の家が借りられます。
こちらの家賃はだいたい2週間ごとに支払いなので、
2週間ごとにキチンと支払いをしましょう。
支払いの遅れもまた、次の家を借りるときのネガティブ要素と
なりますので。
オーストラリア不動産用語豆知識
「Property(プロパティ)」:物件
「tenant(テナント)」:借り手のこと
「3 bed property」:寝室が3部屋ある物件
「Lock up parking」:シャッターが閉まるタイプの駐車場
「Villa(ビラ)」:数軒がつながっているようなタイプの家
「Built in robes」:ウォークインクローゼット
「alfresco(アフレスコ)」:外の屋根付きのエリア
「power point」:コンセント
ちなみに、今回見に行った家は、写真で見る限りは結構良い感じ
だったのですが、実際に訪れてみると、
良い点
・プライバシーは十分守れる
・バスルームが2つ
・クローゼットがまぁまぁのサイズ
・ガスコンロ
悪い点
・ガーデンスペースがほとんどなし。
・ダイニングにテーブルを置いたら身動きが取れない
・家と駐車場の間に1mほどの高さの差があり、荷物の運搬に不便
・外に荷物を入れておくスペースがない
という感じで、悪い点が結構多く、アプリケーションを出すまでには
いたりませんでした。
まだしばらくは家探しが続きそうです。