出発編からの続きです。

移住エージェントにメールを送ったのは2012年末だったと思います。2013年に入り、エージェントの方から連絡があり、移住の話をし始めました。メール、電話などで何度もミーティングをして、移住のプランの相談と、それ以外のオーストラリア移住のための準備を進めて行きました。

ざっくりというと、
・最初は留学なので、その留学のプランニング(行く学校とか、学ぶこととか)
・引越しのこと(どこに住むか、手続きなど)
・子どもの学校のこと(娘が小5だったので、学校の準備)
・全体的な費用のこと。

留学のプランニングのこと

永住権を目指すために、まず学生として留学するところから入ることになりました。年齢が若ければワーホリとしてオーストラリアに行くこともできるのですが、ワーホリの場合には子連れは不可なので、実際それ以外にはほとんど道はないと思います。語学学校で英語を学び、ビジネススクールでマネージメントを学び、マネージャーとしての就職を目指すというのがプランでした。

前回も書いたのですが、このプランニングは今となって考えると絵に描いた餅だったと思います。私たちは、よくわからないながらも飛び込んで行って、予定されていたプランニングからは半年で外れることになりました。(ビジネススクールが生徒不足で開催されなかった)しかし、偶然のこちらで出会った方との縁でザを得ることが出来、結局永住権まで得ることが出来たので結果オーライではあるのですが、あのようなプランニングで飛び込んで行っていったいどれだけの方が永住権まで行けるのかと思うと正直ちょっとぞっとします。

IELTSという英語の試験に関しては、先に受けておくことをお勧めします。この成績があると語学のレベルが判断できるので留学の話がスムーズです。

 

引越しのこと

海外の引っ越しって私たちは初体験でした。東京から高松に引っ越した時にもいろいろと物を始末したのですが、それでも家具や寝具、楽器などかなりの物がありました。引っ越し屋は複数の業者に見積もりに来てもらい、最終的には2社に絞りました。そのうち1社の見積もりは・・

100万円!

卒倒しそうになりました。確かにこれだけの荷物を100万円払うから自分で運んで、と言われても無理な話なのですが、それでもさすがに物が多すぎとのことで、ここは断捨離を頑張りました。数百枚のCDコレクション、数本のギター、その他楽器や機材を売りました。家具や家電については、たまたま高松で知り合った友達がシェアハウスを始めるということだったので、あらかた引き取ってもらいました。ご存知の方も多いと思いますが、オーストラリアの電圧は240Vなので、日本の家電はそのまま使えないものが多いのです。最終的に荷物はずいぶん減って、金額も当初の見積もりの半額程度で済みました。(それでも50万円くらいはかかりました・・。)ちなみに、引っ越しの荷物は船便で来るので、すぐに必要なものは託さずに自力で持ってくるか、タイミングをみて送ってもらうしかありません。

注意点としては、海外留学などの場合、ビザが出るかどうかが全てです。引っ越しは業者と見積もりやある程度の日程の調整を進めておき、ビザが下りてから手続きをしましょう。ビザが下りなかったらそもそも引っ越しできないので。(あらかじめ業者にもそのことを伝えておく方が良いと思います)

私たちが、日本を発ったのが、2013年の4月25日、引っ越しが1日前くらいで、パースに荷物が届いたのが、2013年6月24日でした。だいたい丸々2カ月ほどかかった計算になります。

2013年当時は不動産がとても高く、家が足りない時期で、家探しにとても苦労しました。日本にいるころから物件を見つけてはエージェント経由で申込書を提出していたのですが、まったく梨のつぶてでした。募集している家賃がだいたい週$400~$500くらいだったのですが、不動産屋の勧めでわざとそれに+$20くらい追加して応募していたのですが、それでも選んでもらえませんでした。オーナーとしてもいくらでもいる借り手の中からわざわざ「オーストラリアに来る予定の留学生家族」に家を貸すというリスクを負う必要はないわけです。

結局はその不動産屋が以前に斡旋した日本人の駐在員が直前まで入っていた家になんとかねじ込んでもらえたのですが、それでも半年分の家賃($12,000 = 100万円ほど)の一括先払いを要求されました。最初の家探しでいきなり肩身が狭い思いをしました。

 

子どもの学校のこと

子どもはオーストラリアでは、オーストラリアの学校に通わなければいけません。ここの調整はエージェントさんにお願いしました。一度引越しをする1カ月ほど前に、私は1週間ほど一人で下見にパースに来ました。主な目的は、家の下見と、学校の下見です。学校については娘は英語が全く話せなかったので、ESLという英語が話せない子どもを受け入れる用意がある学校を選ぶ必要がありました。困ったことに私は留学生としてオーストラリアに滞在するため、学校にはその子どもを受け入れる義務はない、という話らしいのです。(永住権保持者、ビジネスビザ保持者の場合は学校側に受け入れ義務がある)いくつか学校を回りましたが「ウチは全く話せない子は無理」「今はクラスがいっぱいで無理」など2か所の学校で断られ、ようやくパースの北10kmほどの学校で受け入れてもらえることが決まりました。

オーストラリアでは子どもの学費は基本的に無料です。ただし学費が無料なのはオーストラリア国民、ビジネスビザ、永住ビザなどの保持者に限られていて、そうでない留学生のような学生ビザ保持者には適用されません。そう、学生として留学すると子どもの学費は有料なのです。また、学費が無料とはいってもお金がかからないわけではなく、図書館の使用料、イベントの費用、遠足の費用、ユニフォームの費用など定期的に細かく色々とお金が必要になります。移住後、この学費の支払いが結構重くのしかかってきました。

2018年現在の費用ですが、

学校 一般 IEC*1 ESL*2
幼稚園 $7505 – –
小学校 $14,009 $17,009 $15,509
中学校*3 $16,615 $19,615 $18,115
高校*4 $18,243 $21,243 $19,743

*1 IEC
English Intensive Centre
まだ、英語がほとんど初期の状態の場合

*2 ESL
ENGLISH AS AN ADDITIONAL LANGUAGE OR DIALECT
IECを卒業後、まだサポートが必要な者

*3 中学校
オーストラリアでは、セカンダリースクールが、
中高一貫という感じです。ただLower Secondary (Yr 7 – 10)
とUpper secondary (Yr 11 – 12)に分かれていて、中学はLowerの方です。

*4 高校
Upper secondary (Yr 11 – 12) です。

さらに、IECの場合 $3,000 、ESLの場合は $1,500 が追加でかかってきます。

例えば小学校でIECに入ったとすると、子どもの1年間の学費が $17,009 + $3,000 = $20,009
2018年7月現在の豪ドル/円レートで計算すると、1$ = 83円 程度なので、

約 166万円になります。

2018年現在の費用ですが、

学校

一般

IEC*1

ESL*2

幼稚園

$7505

小学校

$14,009

$17,009

$15,509

中学校*3

$16,615

$19,615

$18,115

高校*4

$18,243

$21,243

$19,743

*1 IEC
English Intensive Centre
まだ、英語がほとんど初期の状態の場合

*2 ESL
ENGLISH AS AN ADDITIONAL LANGUAGE OR DIALECT
IECを卒業後、まだサポートが必要な者

*3 中学校
オーストラリアでは、セカンダリースクールが、
中高一貫という感じです。ただLower Secondary (Yr 7 – 10)
とUpper secondary (Yr 11 – 12)に分かれていて、中学はLowerの方です。

*4 高校
Upper secondary (Yr 11 – 12) です。

さらに、IECの場合 $3,000 、ESLの場合は $1,500 が追加でかかってきます。

例えば小学校でIECに入ったとすると、子どもの1年間の学費が $17,009 + $3,000 = $20,009
2018年11月現在の豪ドル/円レートで計算すると、1$ = 83円 程度なので、

約 166万円になります。二人目の割引とかはないので、小学生の子どもが二人いれば倍です。
私がこちらに来た時にはまだ年間10,000ドル程度だった気がするので、
この5年で確実に上がっている感じですね。

参考:
School tuition fees
https://www.tafeinternational.wa.edu.au/your-study-options/study-at-school/school-tuition-fees
注:この費用は毎年見直されますが、基本的に上がる一方です。

家族を連れて留学する場合には、自分の学費と子どもの学費も支払う必要があることは覚えておいた方がいいと思います。

全体的な費用のこと

やはり一番問い合わせが多いのが海外移住するのにどれだけの費用がかかるか、ということですね。非常にザックリとですが家族移住の費用についてです。イメージとしては渡豪後1年間にかかってくる費用になります。

$15,000 本人の学費(学校による)
$15,000 渡航費用+引っ越し
$10,000 車
$34,000 子ども2人分の学費
$20,000 住居費
$10,000 エージェント費用
$25,000 生活費

トータルで$129,000。約 1070万円くらいはかかるのではないかと思います。
もちろん、節約できるところは色々あると思います。

また、オーストラリアのTAFEなど資格が取れるような学校に行き資格を取り、こちらで就職を働き始めるようなことを考える場合、だいたい2年ほど通わなければいけないものが多いです。(シェフなど)この場合、2年目は車やエージェント費、引っ越し費用などがなくなるので、800万円ほどで済むと思います。それでも2年間で1900万円ほどかかり、それだけお金をかけてもビザが取れる確率は決して高くない、というのが現状です。

 

まとめ

このように私たち家族は非常にバタバタな2013年前半を過ごし、4月末にはパース行の飛行機に乗っていました。移住目指すぞ!と決めて半年後にはもう旅立っているという、非常にハイペースな感じでした。当時の私の英語のレベルは4カ月ほど週1で英会話スクールに通っただけで、なんとか聞き取れはするけど、話す方はしどろもどろ、みたいな感じでした。

ちなみに、オーストラリアで家族で行くためには日本での手続きもいろいろ必要です。健康保険の手続き、住民票を抜く手続き、国際免許の手続きなどですが、正直5年半も前のことでよく覚えていないので、いずれ書き足したいと思います。

この記事を書くために5年前のことを調べたり、5年前の写真を見たりしていて、この5年で子どもたちがすごく成長したことを感じました。下の子なんて当時はまだ3歳だったのでほんの赤ちゃんに毛が生えた程度でした。それが今では英語で立て板に水のごとく喋りますからね。まったく子どもの成長、とくに語学の獲得力は本当にすごいです。