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<この情報は2015年5月時点の情報です>

海外で住む場所を見つけるということ

海外留学にもいろいろあって、2週間ほどの短期の場合もあれば、年単位の長期にわたることもある。今回のテーマは長期滞在。自分が経験した長期滞在の住居事情について書いてみる。

海外に長期滞在、それも家族移住となると家族で住む場所が必要になる。単身の場合にはシェアハウス、シェアルームというところに入り、共同生活をすることで住居費を節約する方法があるが、家族の場合にはなかなかそういうわけにはいかず、家やアパートを借りることが必要になる。

オーストラリア・パースのシェアハウスの相場

パース通信というパースの情報交換サイトで確認すると、現在ルームシェアの相場としては週$130~$230程度で、日本円にすると月\50000~\90000という金額になってしまう。日本に比べれば広いとはいえ、家の中の一部屋を借りるだけでこの値段になってしまうというのはかなり驚きではないかと思う。私が香川県高松市に住んでいたときには\70000くらいで、3LDKのマンションが借りられていたので、それと比べると非常に家賃は高い。

オーストラリア・パースで家を借りるときの相場

さて、一部屋に4人家族で住むわけにはいかないので、家族で住む家を借りる方に話を移してみる。家はこのrealestate.com.au が探しやすく、情報も多い。

realestate
画像をクリックで realestate.com.au を表示。

赤い印をクリックしていくと物件の情報が出てくる。基本的な物件情報としては、住所、家賃、ベッドルームの数と、バスルームの数。駐車場の数、そして何枚かの写真。詳細情報を開くと、売り文句や、ペットの情報などが出てくる。
リビングとかキッチンの情報はあまり前面には出てこないけど、普通にどの家もキッチン、ダイニング、リビングなんかはついていると考えて大丈夫だと思う。
そして、ほぼ全ての物件で間取り図がない。日本の賃貸物件で「間取り図がない」というのはほぼありえないと思うんだけど、パースで家を借りる場合間取り図がある物件というのはほとんどない。謎。

家を借りる基本的な動きはエージェントに連絡し、家を下見に行く予約を取って、実際に気に入ったら応募、というプロセスになる。オープンハウスの日程が公表されている場合もあり、そういうときにフラッと訪れてみるという方法もある。応募用の書類は不動産屋ごとに違ったりするので、下見に行ったときにもらってくるのが良い。

応募用紙(Application Sheet)の例

家を借りるときのお金

家賃以外にボンドという保証金のようなものを大体1か月分取られる。家賃については広さ、新しさ、交通の便のよさなどで千差万別だが、大体 3 Bedroomで$300台ならかなり安い方だと思う。家族4人で暮らすとなると、$400~$500くらいは覚悟したほうがいいかもしれない。日本円だと16~20万。いま住んでいるところと比較してどうだろうか?

海外家族留学と家選び

今回私は海外留学だったのだが、最初の家に入る時に大変苦労した。先ほどrealestate.com.auから物件を選び、現地在住のエージェントに代理で応募してもらったのだが、全く相手にしてもらえなかった。
貸す方としても、本当に来るかどうかわからない日本からの留学生に貸すより、実際に物件を見に来た人に貸すのも良く分かる。自分が日本の家主だった場合、来月から日本に留学に来るオージーに家を貸すか、といわれたらたぶん貸さない。

幸い、私たちは現地で不動産業をやっている方の協力で家を借りることが出来たわけだけど、そこは自分たちで選んだわけではなく、不動産屋から「条件によっては貸してあげてもいい」といわれたので、なんとか入れてもらった感じ。契約手続きなどはパースに到着してからだったし、家賃も半年分全額前払い。立場が弱いって感じた。

サバーブについて

オーストラリアは、日本で言う○○町くらいの単位でサバーブに分かれている。やはりサバーブによって家賃の安い高いが決まってくる部分もある。先日聞いた話では、アルファベットの○と○で始まる場所はやめておいたほうがいい、という話(都市伝説?)もあるようだ。また、治安が良い悪いとかは聞く人によってぜんぜん違う場合がある。例えばMという大きなショッピングセンターがあるサバーブは10年ほど前は危なくて近寄らない方がいい、住むなんてもってのほかと言われていたそうだが、今はぜんぜんそういう話は聞かない。

まとめ

海外へ一時滞在するのはそれほど難しくはないけど、居住するとなると、いろいろな問題が出てくる。家なんかは結構引っかかる問題だと思うので、海外を目指す人が事前にこういう情報が分かっていた方がいいかと思い書いてみた。詳細についてはまた問い合わせなどいただければお答えできる部分もあるかもしれない。